【徹底検証】イタリアへの留学や旅行で海外保険は加入すべきか?

【徹底検証】イタリアで海外保険は加入すべきか?

留学や旅行でイタリアへの準備を進める中で、海外保険への加入は必要なのでしょうか?クレジットカードで、海外保険のサービスが付帯されていたりしていますから、そもそも新たに加入すべきかどうか悩みますよね。イタリアの治安や国事情を見ていき、おすすめの海外保険プランを調べてみました。

海外保険は必要か

海外保険は必要か

そもそも海外保険に加入する必要があるのかを知るために、海外保険がどのように役に立つのかを検証していきます。

未加入の危険性

海外保険で補償される内容は、種類にもよって大きく異なります。まず代表的な補償内容で検証してみましょう。海外保険の代表的な補償内容は以下になります。

  1. 疾病死亡
  2. 賠償責任
  3. 携行品損害
  4. 傷害死亡
  5. 治療費・救援者費用
  6. 航空機遅延費用

これらの補償が、実際の事例で未加入時にかかるリスクを見ていきます。万が一という状態のリスクは多額の金額に発展します。

疾病死亡の事例

旅行中に海に訪れた際に、高波にのまれて溺れてしまいました。現地の人の救助もあり、一命はとりとめたものの、集中治療室に運ばれて入院生活を送りました。そこで実際にかかった治療費がなんと、「600万円」。入院費用を払うことができず、そこから救急車の費用や救援者費用等の請求が届きました。

治療費の事例

旅行先で食事を楽しんで翌日に、腹痛で救急車を呼ぶことになりました。なんと食中毒でそのまま集中治療室へ運ばれて治療を受けることに。治療費と救急車の費用合わせて「200万円」の支払いが発生してしまいました。

賠償責任の事例

観光で美術館へ訪れました際に、展示品をうっかり落としてしまい破損。その商品は非常に高価なもので、お店側から賠償を求められ、「150万円」を自腹でなんとかせざるを得ませんでした。

携行品損害の事例

観光地で絶好の写真スポットに訪れた際に、ほんの少し荷物を置いて写真を撮影。撮影を終えて戻ると荷物が盗まれていました。鞄ごと盗まれてしまったため、パスポートもすべて盗まれてしまいました。

海外保険の重要性

前述のリスクに関する事例のすべてが、海外保険に加入することで自己負担金を0円にすることができます。もちろん、保険の種類やプランによって補償の限度額等も異なります。1日・2日の旅であれば確率は限りなく低いかもしれませんが、明日のことは誰もわかりません。行かなければよかったと後悔しないためにも、あなたの旅にあった海外保険には加入すべきです。

イタリア旅行に海外保険は必要か?

海外保険の重要性について見てきましたが、国によって医療費であったり、治安や制度が変わります。イタリア旅行において海外保険に入るべきか、またおすすめの補償内容をご紹介します。

イタリア旅行に海外保険は必要か?

イタリアの医療費は高額

海外保険を考える時に、最も重要視すべきなのが治療費用です。イタリアでは医療費が日本よりも高額です。イタリアで病院に受診する際、外国人は高額な私立病院やクリニックでの受診が多くなります。公立病院の場合、手続きはすべてイタリア語であり、英語が通じない医者も多いため、この高額な医療費を考慮すると、クレジットカード付帯の保険だけでは不足する可能性が高いので、海外保険加入をおすすめします。

参考ページはコチラ(外務省の世界の医療事情に関するページです)

万が一医療搬送が必要になれば、イタリアから日本へは約300万円必要になり、入院費用も1日4~6万程度かかります。この医療費を考慮すると、治療費の補償が最低でも600万円以上の海外保険に加入すべきです。

イタリアではスリに注意

イタリア旅行ではスリには気を付けましょう。前述の治療費よりもスリに遭う確率の方がよっぽど高いです。しかし、ここで気を付けなければならないのが、携行品損害で現金が対象外だということです。イタリアでスリに遭い、財布を盗まれてしまっても、中に入っていたお金の補償は一切ないのです。お土産等が盗まれてしまったり、パスポートが盗まれてしまった場合は保証されますが、治療費のように高額な出費になることはありません。したがって、携行品の損害はそこまで重要視しなくてもよいでしょう。

イタリアでおすすめの海外保険

イタリアでおすすめの海外保険

海外保険にも種類がたくさんあって悩みます。イタリアへの旅で重要視する補償内容からおすすめプランを紹介します。

重要視する補償内容

先ほどイタリア旅行で重要視すべき補償で「治療費」を紹介しました。海外保険を選ぶ上で基準となるのは「治療や医療に関する保険」と「賠償責任の保険」です。賠償責任については手厚いものをおすすめします。特にイタリアの場合は美術館が観光地として多く、展示物を万が一破損した時は、かなり高額な金額の賠償になる可能性があります。

逆に、携行品や手荷物遅延等については、確かに気にはなりますが自腹でもなんとかできるレベルの補償です。優先順位としては低くなります。

おすすめの海外保険

先ほどの補償内容を考慮したおすすめの海外保険を紹介します。

節約志向派におすすめ「たびとも」

たびともはエイチ・エス損保が提供するサービスで、他の国内の保険料と比べると値段は安いです。しかし、傷害死亡や治療・救援費用・疾病死亡等の補償は、他に引けを取らない水準です。他のサービスとの大きな違いは、携行品の損害に関する補償がやや薄い、という点です。前述でも、重要視するポイントは、医療に関する補償と賠償責任に関する補償なので、「たびとも」は押さえるべきポイントは押さえたコスパの良い保険と言えます。

手厚さ重視派におすすめ「新・海外旅行保険off」

万全の状態で旅行に臨みたい人には、損保ジャパン日本興亜が提供する「新・海外旅行保険off」がおすすめ。価格帯は他の保険よりもやや高いですが、補償が手厚いところがポイントです。先ほどの「たびとも」で薄くなっていた携行品損害に関する補償は「50万円」と他の保険よりも高い(他はだいたい30万円)のが特徴です。イタリア旅行ではスリに逢いやすいので、優先順位としては低かった携行品に関する補償も、手厚ければ安心です。買い物目的での旅行や、お土産をたくさん買う予定のある方、または荷物を持っていく人にはおすすめの保険です。

クレジットカードに付帯する保険

クレジットカードに付帯する保険は、保険会社の提供する海外保険に比べると、補償の金額は小さいです。そのため、クレジットカードの保険のみで海外旅行はリスクが高いですが、併用することで補償をさらに手厚くすることが可能です。

おすすめのクレジットカード

おすすめのクレジットカードは【エポスカード】です。エポスカードは、プラチナ会員でなければ「入会費・年会費」は無料です。このカードを持っていれば、海外旅行の際に海外旅行保険が適応される、自動付帯のお得なカードです。無料にも関わらず、海外旅行保険は手厚く、無料で海外保険を受けることができるのです。まだ旅行までに余裕のある方は、これを機会にエポスカードを作成しましょう。

実際にイタリア旅行に行ってきました

イタリアへ旅行に行って体験した詐欺や危険について紹介します。

日本人は本当にカモにされている

日本人だとすぐにバレるようで、街を歩いていると日本語で「かわいい」や「こんにちは」と話しかけられます。スリや詐欺を行う人にとっては、日本人はすぐにわかるようです。そして私が実際に遭遇したことについて紹介します。

荷物を運ばれて金銭を要求される

とにかく多かったのが、キャリーバッグを運ぶことを強引に手伝ってくる人たちです。基本的にスリ等については気を付けていたので大丈夫でしたが、これは「日本人はターゲットにされやすいな」と感じました。

すごく優しく笑顔で「どこまで行くの?手伝ってあげるよ」と英語で話しかけられ、半ば強引に荷物を運ぶのを手伝われました。すると目的地で「40ドルちょうだい」という謎の金銭要求があります。それも人通りの少ない場所を選ぶのもセコいです。丁重にお断りし、勇気を振り絞って逃げたら追ってきませんでした。同様のことがあっても絶対に金銭を払ってはいけません。親切に弱い日本人は、詐欺だと気づかずに支払ってしまうのでしょう。これから行く人は絶対に気を付けてください。荷物は渡さずに、仮に持っていかれても必ず従わずに逃げましょう。支払う必要は一切ありません。

まとめ

イタリア旅行において、海外保険は必須と言えます。節約志向の方も、万が一のことを考えたら数千円~数万円程度の海外保険が一番の節約につながる可能性があります。何よりも、せっかく楽しみたい旅行は楽しい思い出にしたいですよね。そのためにも、海外保険に入りましょう。

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